津軽三味線を始めたら、早く1曲弾けるようになりたいと思う人は多いと思います。一方で、どの曲から練習すればいいのか、いきなり有名な曲に挑戦していいのか迷うところです。
結論から言うと、初心者の最初の曲は「六段」か、津軽甚句のような民謡がおすすめです。どちらも津軽三味線の基本の動きが身につきやすく、教室でも最初に習うことが多い曲です。このページでは、初心者向けの練習曲と、曲を選ぶときの考え方をまとめました。
初心者におすすめの練習曲
| 曲名 | おすすめの理由 |
|---|---|
| 六段 | じょんがら節の曲弾きの一種で、基礎がつまった合奏曲。最初に習う曲としてすすめる教室が多い。大会に部門があることも |
| 津軽甚句(どだればち) | 手拍子や合いの手がよく合う民謡。リズムがつかみやすい |
| ソーラン節・花笠音頭などの民謡 | 知っている人が多い曲で、メロディを追いやすい。津軽三味線では二上りで弾くことが多い |
| 津軽じょんがら節(入門アレンジ) | 代表曲を短く弾きやすくしたもの。最初の目標曲にしやすい |
| ポップスの入門アレンジ | 押さえる位置が少ない簡単なアレンジもあり、楽しみながら練習できる |
六段
六段は、津軽じょんがら節の曲弾きの一種で、流派を超えて弾かれる合奏曲です。じょんがら節の基礎となる部分をつなぎ合わせた、練習にも向いた曲だとする解説もあります。
教室によっては、最初の曲として六段をすすめています。合奏曲なので、教室の仲間と一緒に弾けるのも楽しいところです。
津軽甚句(どだればち)
津軽甚句は「どだればち」とも呼ばれる津軽の民謡です。手拍子や合いの手がよく合い、唄とリズムを感じながら練習できます。
経験者からのアドバイス
最初の曲は、基本の動きが自然に身につく曲を先生に選んでもらうのがおすすめです。編集部メンバーが最初に習ったのは津軽甚句でした。短い民謡や合奏曲で撥と左手の動きに慣れてから有名な曲に進むと、つまずきにくくなります。
練習曲を選ぶときのポイント
1. 押さえる位置(勘所)が少ない曲から
最初は、左手で押さえる位置が少ない曲のほうが、撥で糸を狙うことに集中できます。入門アレンジの楽譜には、押さえる位置を少なくしたものもあります。
2. 知っている曲、好きな曲を選ぶ
メロディを知っている曲は、音が合っているか自分で判断しやすくなります。好きな曲なら、練習を続けるモチベーションにもなります。
3. 楽譜と手本の演奏がそろっているもの
津軽三味線は市販の楽譜が多くありません。独学で練習する場合は、楽譜と手本の音源がセットになった教材を選ぶと、リズムや強弱をつかみやすくなります。教室に通っている場合は、先生が用意してくれる譜面で練習するのが基本です。
4. いきなり難しい曲に挑戦しない
奏者ごとに組み立てる長いじょんがら節の曲弾きや、津軽三下りなどは、初心者には難しい曲です。まずは短い曲を1曲通して弾けるようになることを目標にしてください。
練習曲の進め方の例
| 段階 | 曲の例 |
|---|---|
| 最初の1曲 | 六段、津軽甚句、よく知っている民謡 |
| 慣れてきたら | 津軽じょんがら節の入門アレンジ、ほかの民謡 |
| 次の目標 | 津軽じょんがら節など五大民謡の曲弾き |
曲を練習するときは、速さより正確さを優先して、1フレーズずつゆっくり弾くのが基本です。練習の進め方は津軽三味線の弾き方と練習方法で解説しています。
まとめ:津軽三味線の初心者向け練習曲
| 知りたいこと | ポイント |
|---|---|
| 最初の曲 | 六段、津軽甚句(どだればち)、よく知っている民謡 |
| 選ぶポイント | 押さえる位置が少ない、知っている曲、楽譜と手本がそろっている |
| 注意点 | いきなり長い曲弾きや三下りなど難しい曲に挑戦しない |
| 次の目標 | 津軽じょんがら節など五大民謡 |
津軽三味線の代表曲は津軽三味線の有名な曲、目標曲になりやすいじょんがら節は津軽じょんがら節とは?で紹介しています。弾けるようになるまでの期間の目安は津軽三味線は難しい?をご覧ください。津軽三味線の全体像は津軽三味線の総合ガイドにまとめています。

